プログラム
Program
シンポジウム一覧
- 01:糖質生物学 新規医薬品モダリティにつながる糖鎖研究
- 02:脂質生物学 脂質多様性の生物学とリピドームアトラス
- 03:タンパク質 機能性生体分子の合理デザイン
- 03:タンパク質 AlphaFoldの今―AIが拓く次世代の生命科学
- 03:タンパク質 Beyond CRISPR-Cas9
- 03:タンパク質 既成パラダイムを超えて拡大する分子シャペロンの新しい役割
- 04:酵素・代謝 若い力が生み出す酵素・代謝研究の新潮流
- 05:レドックス・エネルギー変換 レドックス超分子が切り拓く生命科学と次世代医療
- 05:レドックス・エネルギー変換 チャネルのセンシング・透過選択性の意義と工学展開
- 06:細胞の構造と機能 "細胞の構造と機能”から見る代謝
- 06:細胞の構造と機能 マクロオートファジーとミクロオートファジー研究の最前線
- 06:細胞の構造と機能 生体膜の変形や融合を介した細胞間の物質輸送による細胞認識と個体機能
- 07:細胞応答 プロテオームリモデリングを駆動する新しいタンパク質分解機構
- 08:シグナル伝達 GPCRの制御因子アレスチンの本質に迫る
- 09:細胞周期、発生 エピゲノム情報の複製と再編成
- 10:遺伝情報・発現 細胞機能を規定するエピコードの分子基盤
- 10:遺伝情報・発現 RNA研究の最先端: 新技術、新発見、新概念
- 11:新領域・新技術 冬眠研究の最前線
- 11:新領域・新技術 最先端オミクス技術とバイオロジ―への展開
- 12:疾患生物学 がん研究の次なるステージ:生物学の新展開
- 12:疾患生物学 個体老化を紐解く分子細胞生化学
- 12:疾患生物学 がん悪性化の分子機構と治療への応用
- 12:疾患生物学 組織修復と恒常性の生物学
- 13:神経科学 バイオイメージングにより明かされる睡眠覚醒・脳生理を司る生化学シグナリング
- 13:神経科学 認知症研究の最先端
- 14:免疫・感染症 マイクロバイオーム-宿主との相互作用と疾患-
- 14:免疫・感染症 免疫代謝制御とがん免疫治療法
- 14:免疫・感染症 炎症制御研究の最前線
- 15:先端医療イノベーション 多様化する創薬ケミカルバイオロジーの最前線
- 15:先端医療イノベーション 抗体工学による創薬への挑戦
- 16:植物 微生物と植物に学ぶエピゲノム制御
- 17:科学コミュニケーション・教育・倫理・政策 オープンサイエンス時代を生き抜く研究者とは?
シンポジウム概要
01:糖質生物学
日時:未定 会場:未定
新規医薬品モダリティにつながる糖鎖研究
オーガナイザー
川崎 ナナ(横浜市立大学生命医科学研究科)
三善 英知(大阪大学大学院医学系研究科)
三善 英知(大阪大学大学院医学系研究科)
鈴木 匡(理化学研究所)
樺山 一哉(大阪大学 放射線科学基盤機構)
近藤 純平(大阪大学大学院医学系研究科)
菅原 亨(横浜市立大学大学院生命医科学研究科)
李 秀栄(医薬基盤・健康・栄養研究所)
浅野 雅秀(京都大学医学研究科)
樺山 一哉(大阪大学 放射線科学基盤機構)
近藤 純平(大阪大学大学院医学系研究科)
菅原 亨(横浜市立大学大学院生命医科学研究科)
李 秀栄(医薬基盤・健康・栄養研究所)
浅野 雅秀(京都大学医学研究科)
糖鎖研究の成果は、抗体医薬品、ライソゾーム病などの酵素補充療法、核酸医薬、異種移植などの新しいモダリティの創出に貢献してきました。さらに、今日の新規糖鎖創薬ターゲットの研究や新しい創薬技術の開発は、より有効で安全なモダリティ開発につながります。本シンポジウムでは、糖鎖創薬分野でご活躍中の先生方をお招きし、糖鎖酵素、疾患関連糖タンパク質などの創薬ターゲットの研究や、グライコプロテオミクス、糖鎖分子動態制御の可視化、糖鎖分子シミュレーション、モデル細胞・動物などを利用した創薬ターゲットの探索など、明日の創薬イノベーションにつながる最新の糖鎖研究の成果をご紹介いただきます。
02:脂質生物学
日時:未定 会場:未定
脂質多様性の生物学とリピドームアトラス
オーガナイザー
有田 誠(慶應義塾大学)
津川 裕司(東京農工大学)
津川 裕司(東京農工大学)
有田 誠(慶應義塾大学)
内野 春希(理化学研究所)
村川 泰裕(京都大学)
津曲 和哉(理化学研究所)
津川 裕司(東京農工大学)
内野 春希(理化学研究所)
村川 泰裕(京都大学)
津曲 和哉(理化学研究所)
津川 裕司(東京農工大学)
脂質はその特性として、単独の分子が生理活性を有するものと、分子集合体として「場」の制御に関わるものがあり、さらにその分子種や修飾の多様性から未知の機能が発見される可能性が高い。また、脂質代謝異常が多くの疾患の背景因子であり、新たな創薬シーズの発見や、早期診断・治療などにつながる可能性がある。本シンポジウムでは、生命の脂質多様性を網羅的に捉える最先端のリピドミクス技術基盤を起点として、生体内で脂質多様性やその局在を創り出し、調節・認識するしくみの解明、およびその破綻による疾患解明を目指した多層空間オミクス研究について、最新の知見を紹介したい。
03:タンパク質
日時:未定 会場:未定
機能性生体分子の合理デザイン
オーガナイザー
坪山 幸太郎(東京大学 生産技術研究所)
寺坂 尚紘(東京工業大学 地球生命研究所)
寺坂 尚紘(東京工業大学 地球生命研究所)
曽宮 正晴(大阪大学)
三浦 夏子(大阪公立大学)
元根 啓佑(大阪大学)
安部 聡(京都府立大学)
大岡 紘治(東京大学)
三浦 夏子(大阪公立大学)
元根 啓佑(大阪大学)
安部 聡(京都府立大学)
大岡 紘治(東京大学)
情報科学、特に深層学習/AIの進歩と大規模解析手法の開発などにより、飛躍的に生体分子デザイン技術が高度化している。このような人工的にデザインされた生体分子は、医学や工学分野への応用など社会的要請だけでなく、生命科学への貢献という点でも重要である。本シンポジウムでは、生体分子デザインそのものだけでなく、その基礎となる構造解析やアミノ酸配列分析といった様々な観点から生体分子に向き合う国内のフロントランナーをお呼びしている。会場の研究者と共に生体分子デザインの現状と今後の進むべき道について議論したい。
03:タンパク質
日時:未定 会場:未定
AlphaFoldの今―AIが拓く次世代の生命科学
オーガナイザー
大上 雅史(東京科学大学)
森脇 由隆(東京科学大学)
森脇 由隆(東京科学大学)
富井 健太郎(産業技術総合研究所)
千見寺 浄慈(名古屋大学)
岡崎 圭一(分子科学研究所)
小林 直也(奈良先端科学技術大学院大学)
大上 雅史(東京科学大学)
森脇 由隆(東京科学大学)
千見寺 浄慈(名古屋大学)
岡崎 圭一(分子科学研究所)
小林 直也(奈良先端科学技術大学院大学)
大上 雅史(東京科学大学)
森脇 由隆(東京科学大学)
AlphaFoldの登場から5年、その利用はあっという間に広がり、現在ではBLAST検索のように気軽に構造予測・構造検索を行って、タンパク質の機能や相互作用関係などを推察するということが日常的に行われていることと思う。Dryの立場でも、AlphaFoldのアイデアに影響されて、多くの新しいAI技術の開発が進んできた。本シンポジウムでは、そんなAlphaFoldの今をDry研究者の立場から整理し、AlphaFoldや周辺技術によって何ができるようになったのか、これから何を解いていくのか、ということについて議論したい。
03:タンパク質
日時:未定 会場:未定
Beyond CRISPR-Cas9
オーガナイザー
西増 弘志(東京大学)
氣駕 恒太朗(国立感染症研究所治療薬)
氣駕 恒太朗(国立感染症研究所治療薬)
西増 弘志(東京大学)
濡木 理(東京大学)
齋藤 諒
加藤 一希
氣駕 恒太朗
濡木 理(東京大学)
齋藤 諒
加藤 一希
氣駕 恒太朗
自然界に存在する酵素は驚くべき多様性を持ち、生命活動を支えている。近年の研究で、原核生物が持つCRISPR-Cas獲得免疫システムにおいて、多様なCas酵素がガイドRNAと協働し、外来核酸に対する生体防御を担っていることが明らかになった。Cas9、Cas12、Cas13の発見に続き、Cas7-11やCas14といった新規酵素の発見が相次いでいる。さらに、Cas酵素がトランスポゾンに由来することや、真核生物由来のホモログの存在も判明している。また、原核生物がCRISPR-Cas以外の多様な防御システムを用いてウイルスと戦っていることも明らかになってきた。本シンポジウムでは、これら多様な新規酵素の基礎研究および応用技術の最先端を紹介する。
03:タンパク質
日時:未定 会場:未定
既成パラダイムを超えて拡大する分子シャペロンの新しい役割
オーガナイザー
田口 英樹(東京科学大学)
潮田 亮(京都産業大学)
潮田 亮(京都産業大学)
Ritwick Sawarkar(ケンブリッジ大学)
Nadinath Nillegoda(モナシュ大学)
板倉 英祐(千葉大学)
齋尾 智英(徳島大学)
杉澤 亜美(京都産業大学)
Nadinath Nillegoda(モナシュ大学)
板倉 英祐(千葉大学)
齋尾 智英(徳島大学)
杉澤 亜美(京都産業大学)
分子シャペロンの概念は1980年代後半にタンパク質フォールディングを助ける機能を元に定義され、今では細胞内でのタンパク質の一生、タンパク質の恒常性(プロテオスタシス)を支える必須の因子としてすっかり定着している。しかし、最近になって、シャペロンがRNAと結合したり、液-液相分離に直接関わったりするなど従来のパラダイムに収まらない役割を担うことがわかってきた。本シンポジウムでは既成の常識を超えたシャペロン研究を進めている研究者に新たなシャペロンの世界を紹介してもらい、議論する機会としたい。
04:酵素・代謝
日時:未定 会場:未定
若い力が生み出す酵素・代謝研究の新潮流
オーガナイザー
栗原 達夫(京都大学 化学研究所)
跡見 晴幸(京都大学大学院工学研究科)
跡見 晴幸(京都大学大学院工学研究科)
伊藤 智和(名古屋大学大学院生命農学研究科)
今井 岳志(兵庫県立工業技術センター)
澄田 智美(海洋研究開発機構)
千葉 洋子(理化学研究所 環境資源科学研究センター)
中野 祥吾(静岡県立大学食品栄養科学部)
今井 岳志(兵庫県立工業技術センター)
澄田 智美(海洋研究開発機構)
千葉 洋子(理化学研究所 環境資源科学研究センター)
中野 祥吾(静岡県立大学食品栄養科学部)
酵素・代謝研究は生化学の源流であり、現在も多岐にわたる生化学研究の基盤として不可欠である。近年、膨大なゲノム情報、進化するオミックス技術、革新的なAI技術などを基盤として、新しい酵素・代謝研究の潮流が生まれつつある。本シンポジウムでは、補酵素の動態制御と代謝クロストーク、新奇酵素反応によるプロテオスタシスの制御、メタゲノム情報を活用した新奇酵素の探索、ゲノム情報では捉えきれない生合成経路の多様性、配列解析を基にした高機能化酵素のデザインといった幅広いテーマで、次代を担う若手研究者に最新の研究成果をご紹介いただく。酵素・代謝研究における新たな潮流を俯瞰し、今後の展開を見据える機会としたい。
05:レドックス・エネルギー変換
日時:未定 会場:未定
レドックス超分子が切り拓く生命科学と次世代医療
オーガナイザー
西田 基宏(九州大学大学院薬学研究院)
澤 智裕(熊本大学大学院生命科学研究部)
澤 智裕(熊本大学大学院生命科学研究部)
有澤 美枝子(九州大学大学院農学研究院)
吉沢 道人(東京科学大学 科学技術創成研究院)
西村 明幸(生理学研究所/生命創成探究センター)
張 田力(秋田大学 感染統括制御・疫学・分子病態研究センター)
藤田 宏明(京都大学大学院医学系研究科)
古川 良明(慶應義塾大学理工学部)
吉沢 道人(東京科学大学 科学技術創成研究院)
西村 明幸(生理学研究所/生命創成探究センター)
張 田力(秋田大学 感染統括制御・疫学・分子病態研究センター)
藤田 宏明(京都大学大学院医学系研究科)
古川 良明(慶應義塾大学理工学部)
生体内の酸化・還元は様々な高次機能を支える重要な反応である。一方で、酸化還元反応に関わる生体内分子は不安定で短寿命であるため、生体内の本来の分子形態が、現在認識されている生体分子の化学構造とは必ずしも一致しないことが問題視されている。こうした分子をレドックス超分子と総称し、近年、普遍的な生体分子であることが明らかになった超硫黄分子を中心に、新たなレドックス超分子の探索とユニークな化学的特性の解析が始まっている。本シンポジウムでは、レドックス超分子の代謝機構とそれに関連する細胞の生存戦略や死制御機構、および医療応用を推進する最新の知見を紹介し、レドックス超分子学の可能性について議論する。
05:レドックス・エネルギー変換
日時:未定 会場:未定
チャネルのセンシング・透過選択性の意義と工学展開
オーガナイザー
森 泰生(京都大学 工学研究科)
06:細胞の構造と機能
日時:未定 会場:未定
”細胞の構造と機能”から見る代謝
オーガナイザー
木岡 紀幸(京都大学)
池ノ内 順一(九州大学)
池ノ内 順一(九州大学)
木岡 紀幸(京都大学)
河野 望(東京大学)
池ノ内 順一(九州大学)
名黒 功(東京大学)
土屋 恭一郎(山梨大学)
桑名 悟史(東京大学)
河野 望(東京大学)
池ノ内 順一(九州大学)
名黒 功(東京大学)
土屋 恭一郎(山梨大学)
桑名 悟史(東京大学)
”細胞の構造と機能”、例えば細胞や細胞膜の形態、細胞接着、細胞遊走に関する分子メカニズムの研究は、網羅的解析やイメージング技術の発展もあり、急速に進展してきた。このような研究の過程で、”細胞の構造と機能”が生化学研究の基盤である”代謝”と深く関わることがわかってきている。本シンポジウムは、代謝がどのように細胞の構造や振る舞いに影響するのか、逆に、細胞の構造や振る舞いがどのように代謝を制御しているのか、について、疾患との関連やモデル生物でのご研究も含めて幅広く発表していただき、代謝の意義を改めて考えてみたい
06:細胞の構造と機能
日時:未定 会場:未定
マクロオートファジーとミクロオートファジー研究の最前線
オーガナイザー
中村 修平(奈良県立医科大学)
久万 亜紀子(大阪大学)
久万 亜紀子(大阪大学)
Hemmo Meyer(デュースブルクエッセン大学)
中川 一路(京都大学)
山本 林(日本医科大学 先端医学研究所)
朽津 芳彦(東北大学)
中村 修平(奈良医科大学)
久万 亜紀子(大阪大学)
中川 一路(京都大学)
山本 林(日本医科大学 先端医学研究所)
朽津 芳彦(東北大学)
中村 修平(奈良医科大学)
久万 亜紀子(大阪大学)
オートファジーは細胞質成分をリソソームへ運び込み分解する過程であり、マクロオートファジーやミクロオートファジーなどいくつかの様式がある。それぞれ特徴的な膜動態を伴い、そのメカニズムや生理的意義の解析が進んでいる。最近では、基質が相分離することやオートファジー関連因子(ATG)の新たな機能が明らかになるなど、興味深い展開を見せている。一方で、様式間の共通点/相違点/クロストークなど明らかでない点も多い。本シンポジウムでは、マクロおよびミクロオートファジー研究の最近のトピックスを紹介し、リソソームを中心に展開する2つの分解様式を比較あるいは俯瞰しながら、それらのメカニズムと意義について議論したい。
06:細胞の構造と機能
日時:未定 会場:未定
生体膜の変形や融合を介した細胞間の物質輸送による細胞認識と個体機能
オーガナイザー
末次 志郎(奈良先端科学技術大学院大学)
福田 光則(東北大学大学院生命科学研究科)
福田 光則(東北大学大学院生命科学研究科)
栁川 恭佑(ハーバード大学医学部)
森田 英嗣(弘前大学)
山野 友義(金沢大学)
合田 圭介(東京大学)
末次 志郎(奈良先端科学技術大学院大学)
福田 光則(東北大学)
佐藤 健(群馬大学)
森田 英嗣(弘前大学)
山野 友義(金沢大学)
合田 圭介(東京大学)
末次 志郎(奈良先端科学技術大学院大学)
福田 光則(東北大学)
佐藤 健(群馬大学)
細胞同士は、細胞間で物質のやり取りを行うことで互いの存在を認識します。その際に、低分子の分泌だけではなく、生体膜の変形や融合を伴う物質やオルガネラ輸送が行われます。これらの生体膜の変形や融合においては、膜の表面に標的特異性を担う分子が存在し、ターゲットとする受容細胞に受容体を介して結合し、その後、細胞内の膜形態形成分子が離散集合することで、膜の変形融合が生じ、物質やオルガネラが輸送されます。これらの細胞間の認識を伴う物質輸送を改変し、発生などの生理現象とがんや老化などの加齢に伴う変化を理解する、または操作する試みも行われています。このシンポジウムでは、それらの共通点と生理及び病理機能を探ります。
07:細胞応答
日時:未定 会場:未定
プロテオームリモデリングを駆動する新しいタンパク質分解機構
オーガナイザー
村田 茂穂(東京大学大学院薬学系研究科)
徳永 文稔(大阪公立大学大学院医学研究科)
徳永 文稔(大阪公立大学大学院医学研究科)
Daniel J Finley(ハーバード大学医学部)
Kylie J Walters(National Cancer Institute)
Min Jae Lee(Seoul National University)
Eri Sakata(Georg-August-Universität Göttingen)
佐伯 泰(東京大学医科学研究所)
村田 茂穂(東京大学大学院薬学系研究科)
Kylie J Walters(National Cancer Institute)
Min Jae Lee(Seoul National University)
Eri Sakata(Georg-August-Universität Göttingen)
佐伯 泰(東京大学医科学研究所)
村田 茂穂(東京大学大学院薬学系研究科)
細胞・組織は数千から数万種類のタンパク質のセットとその量(プロテオーム)により機能が形作られている。プロテオーム形成には、タンパク質の合成とともに分解が重要であり、タンパク質の恒常性は合成と分解のバランスによって維持される。細胞の分化や機能変換には、プロテオームの大規模な再構築が必要となる。タンパク質合成の変動はよく知られているが、タンパク質分解もダイナミックに変動する。しかし、選択的かつ大規模なタンパク質分解の詳細な機構は不明である。本シンポジウムでは、大規模なプロテオームのリモデリング機構とそれを支える新たなタンパク質分解機構の最新研究を紹介する。
08:シグナル伝達
日時:未定 会場:未定
GPCRの制御因子アレスチンの本質に迫る
オーガナイザー
井上 飛鳥(京都大学 大学院薬学研究科)
Ka Young Chung(Sungkyunkwan University)
Ka Young Chung(Sungkyunkwan University)
井上 飛鳥(京都大学)
Ka Young Chung(Sungkyunkwan University)
Arun Shukla(Indian Institute of Technology, Kanpur)
Xiangyu Liu(Tsinghua University)
Ka Young Chung(Sungkyunkwan University)
Arun Shukla(Indian Institute of Technology, Kanpur)
Xiangyu Liu(Tsinghua University)
アレスチンは、GPCRシグナル伝達の重要な制御因子であり、GPCRの脱感作や三量体Gタンパク質とは質的に異なるシグナル伝達を担う。アレスチンはリン酸化GPCRとの結合や脂質膜環境によって、構造や機能が変わることが知られるが、制御機構の全体像は不明である。本シンポジウムでは、アジア圏のトップレベルのGPCR分野の研究者を招聘し、ツール開発・構造・生化学・細胞の多角的な視点から、アレスチンが発揮するタンパク質機能の本質に迫る。これらの知見は、アレスチンによるGPCRシグナル制御の理解を加速するとともに、アレスチンに選択性を示す"バイアス型"GPCR作用薬の創製に貢献する。
09:細胞周期、発生
日時:未定 会場:未定
エピゲノム情報の複製と再編成
オーガナイザー
斎藤 通紀(京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点)
井上 梓(理化学研究所 生命医科学研究センター)
井上 梓(理化学研究所 生命医科学研究センター)
斎藤 通紀(京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点)
井上 梓(理化学研究所 生命医科学研究センター)
平谷 伊智朗(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
Anja Groth (University of Copenhagen)
Wei Xie (Tsinghua University)
井上 梓(理化学研究所 生命医科学研究センター)
平谷 伊智朗(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
Anja Groth (University of Copenhagen)
Wei Xie (Tsinghua University)
エピゲノム情報の複製と再編成は、それぞれ細胞形質の維持と分化の基盤となる。一方で、その破綻は様々な疾患につながる。本シンポジウムでは、エピゲノム情報の複製と再編成の分子機構に関して、細胞レベル・個体発生レベルで世界を先導する研究成果を輩出する研究者に最新の成果を議論頂き、その意義を考察したい。
10:遺伝情報・発現
日時:未定 会場:未定
細胞機能を規定するエピコードの分子基盤
オーガナイザー
胡桃坂 仁志(東京大学)
後藤 由季子(東京大学)
後藤 由季子(東京大学)
共催
学術変革領域研究(A)個体の細胞運命決定を担うクロマチンのエピコードの解読
立花 誠(大阪大学)
中山 潤一(基礎生物学研究所)
深谷 雄志(東京大学)
服部 佑佳子(京都大学)
高橋 達郎(九州大学)
後藤 由季子(東京大学)
中山 潤一(基礎生物学研究所)
深谷 雄志(東京大学)
服部 佑佳子(京都大学)
高橋 達郎(九州大学)
後藤 由季子(東京大学)
細胞の運命は、ゲノムに書き込まれた遺伝情報とそれを制御するクロマチンによって決定されている。クロマチンはゲノムDNAをコンパクトに収納する場として機能しており、遺伝子発現などが適切に行われるための制御装置として重要な役割を果たしている。クロマチンはDNAとヒストンからなるヌクレオソームを基盤としており、多様な核内構造体と相互作用して制御されている。クロマチン構造は細胞の種類や状態に特徴的で、その破綻はさまざまな疾病を引き起こすと考えられている。本シンポジウムでは、この細胞機能を規定しているクロマチンを、細胞の運命を決定するエピコードの基盤と考え、その機能発現機構の解明を目指した研究を紹介する。
10:遺伝情報・発現
日時:未定 会場:未定
RNA研究の最先端: 新技術、新発見、新概念
オーガナイザー
岩崎 信太郎(理化学研究所)
七野 悠一(理化学研究所)
七野 悠一(理化学研究所)
七野 悠一(理化学研究所)
小林 穂高(徳島大学)
松尾 芳隆(東京大学)
Bin Wu(Johns Hopkins University)
Arnaud Hubstenberger(Institut de biologie valrose (iBV) - CNR)
小林 穂高(徳島大学)
松尾 芳隆(東京大学)
Bin Wu(Johns Hopkins University)
Arnaud Hubstenberger(Institut de biologie valrose (iBV) - CNR)
多くの場合、細胞内のRNAの量とタンパク質の量は高い相関を表すと思われがちである。しかしながら、必ずしもそうではないことが近年の研究で明らかになってきた。実際、RNAは翻訳段階で実に多様な制御を受け、最終的に合成するタンパク質量と質を綿密に決定している。これらの知見は、RNAや翻訳を解析する新技術の登場によってもたらされている。本シンポジウムでは、RNA研究に関する最新の解析技術、そこから見出された発見、さらに提唱される新たな概念まで幅広く紹介したい。
11:新領域・新技術
日時:未定 会場:未定
冬眠研究の最前線
オーガナイザー
山口 良文(北海道大学 低温科学研究所)
岡松 優子(北海道大学 大学院獣医学研究院)
岡松 優子(北海道大学 大学院獣医学研究院)
共催
学術変革領域研究(A): 冬眠生物学2.0
笠松 真吾(大阪公立大学 大学院理学研究科)
渡邊 正知(福山大学 薬学部)
山口 良文(北海道大学 低温科学研究所)
岡松 優子(北海道大学 大学院獣医学研究院)
村上 光(静岡県立大学 薬学部)
櫻井 武(筑波大学)
渡邊 正知(福山大学 薬学部)
山口 良文(北海道大学 低温科学研究所)
岡松 優子(北海道大学 大学院獣医学研究院)
村上 光(静岡県立大学 薬学部)
櫻井 武(筑波大学)
冬眠は、飢餓と寒冷に見舞われる厳しい季節を低体温・低代謝の休眠状態で乗り切る生存戦略である。特に哺乳類の冬眠は、恒温性からの大きな逸脱を伴う点で劇的な代謝変化や生理変化を伴う、驚異的な現象である。こうした冬眠現象自体は古くから人々の興味を惹きつけ、研究の歴史も100年以上にわたるが、その制御機構は未だ多くの点が謎のまま残されている。しかし近年になって多くの解析技術が進歩してきたことにより、これまで詳細な解析が困難だった冬眠する哺乳類でも研究が可能となった。本シンポジウムでは、哺乳類の冬眠の仕組みや睡眠との関連について迫らんとする最先端の研究について紹介する。
11:新領域・新技術
日時:未定 会場:未定
最先端オミクス技術とバイオロジ―への展開
オーガナイザー
石濱 泰(京都大学)
村川 泰裕(京都大学)
村川 泰裕(京都大学)
今見 考志(理化学研究所)
小口 綾貴子(理化学研究所)
野村 征太郎(東京大学)
岩崎 信太郎(理化学研究所)
サビツスキー ミヒァイル(欧州分子生物学研究所)
小口 綾貴子(理化学研究所)
野村 征太郎(東京大学)
岩崎 信太郎(理化学研究所)
サビツスキー ミヒァイル(欧州分子生物学研究所)
近年、次世代シークエンシング技術や高度な質量解析技術の進展により、従来のセントラルドグマを超えた精緻で複雑な遺伝子およびタンパク質の発現制御メカニズムが次々に解明されている。これにより、見過ごされていた分子レベルの調節過程や生体分子間の相互作用が新たに明らかになり、特に、転写・翻訳調節や非コードRNAの役割が注目されている。これらのオミクス技術の進化は、基礎研究に留まらず、疾患研究や創薬にも革新をもたらしている。本シンポジウムでは、こうした技術革新と最新知見を議論する。
12:疾患生物学
日時:未定 会場:未定
がん研究の次なるステージ:生物学の新展開
オーガナイザー
井上 大地(大阪大学)
小沼 剛(横浜市立大学)
小沼 剛(横浜市立大学)
西村 耕太郎(大阪大学)
小沼 剛(横浜市立大学)
山本 恵介(東京大学)
小林 祥久(国立がん研究センター研究所)
田中 美和(がん研究会がん研究所)
垣内 伸之(京都大学)
小沼 剛(横浜市立大学)
山本 恵介(東京大学)
小林 祥久(国立がん研究センター研究所)
田中 美和(がん研究会がん研究所)
垣内 伸之(京都大学)
がん細胞の生存戦略は多岐にわたり、その複雑怪奇なシステムに対して多角的な理解が求められている。本シンポジウムでは、次世代を担うトップサイエンティストが集結し、ゲノム・RNA・タンパク質構造・臓器のクロススケールな視点から最新の知見を紹介する。それらをもとに、クローン進展や臓器連関の新概念、タンパク質構造・転写後制御・クロマチン制御の理解に基づく治療応用等、分野の垣根を超えた100周年にふさわしい議論を展開したい。
12:疾患生物学
日時:未定 会場:未定
個体老化を紐解く分子細胞生化学
オーガナイザー
大谷 直子(大阪公立大学大学院医学研究科)
柳田 素子(京都大学大学院医学研究科)
柳田 素子(京都大学大学院医学研究科)
共催
科学技術振興機構
柳田 素子(京都大学大学院医学研究科)
原 英二(大阪大学 微生物病研究所)
上住 聡芳(九州大学生体防御医学研究所)
高杉 征樹(大阪公立大学大学院医学研究科)
五十嵐 啓(カリフォルニア大学アーバイン校)
原 英二(大阪大学 微生物病研究所)
上住 聡芳(九州大学生体防御医学研究所)
高杉 征樹(大阪公立大学大学院医学研究科)
五十嵐 啓(カリフォルニア大学アーバイン校)
個体老化を理解するためには、各臓器の微小環境やそれらの臓器連関ネットワークを俯瞰的に把握するとともに、各フェノタイプの根本にある分子細胞レベルの変化を深く理解する必要があります。本シンポジウムでは、老化フェノタイプが顕著に現れる腎臓、腸、骨格筋、脳といった重要な臓器の加齢に伴う変化に加え、老化個体に見られる細胞老化の重要性や全身のタンパク質変化に関するプロテオミクス解析の成果も取り上げます。セッションタイトル「個体老化を紐解く分子細胞生化学」に関する、最前線で活躍する研究者による講演が行われます。本シンポジウムは、JSTさきがけの「加齢による生体変容の基盤的な理解」領域との共催で実施されます。
12:疾患生物学
日時:未定 会場:未定
がん悪性化の分子機構と治療への応用
オーガナイザー
小田 裕香子(京都大学)
茶本 健司(京都大学)
茶本 健司(京都大学)
榎本 篤(名古屋大学)
小田 裕香子(京都大学)
河岡 慎平(東北大学)
谷口 智憲(京都大学)
中山 瑞穂(金沢大学)
福田 晃久(京都大学)
小田 裕香子(京都大学)
河岡 慎平(東北大学)
谷口 智憲(京都大学)
中山 瑞穂(金沢大学)
福田 晃久(京都大学)
腫瘍の悪性化は、がん原性細胞における変異の蓄積に加えて、周囲の細胞との相互作用により進展する。このメカニズムの理解は、悪性腫瘍の制御に非常に重要である。本シンポジウムでは、浸潤・転移、がん免疫、がん関連線維芽細胞、がん代謝系などさまざまなバックグラウンドを持つ研究者からがん悪性化の分子メカニズム・悪性腫瘍の制御に関する最新の知見を紹介いただき、それらに通底するメカニズムや治療コンセプトを議論するとともに、新たな問いを見いだす機会としたい。
12:疾患生物学
日時:未定 会場:未定
組織修復と恒常性の生物学
オーガナイザー
大石 由美子(東京科学大学)
眞鍋 一郎(千葉大学)
眞鍋 一郎(千葉大学)
深田 宗一朗(大阪大学大学院薬学研究科再生適応学分野)
七田 崇(東京科学大学)
佐田 亜衣子(九州大学生体防御医学研究所)
田中 真司(東京大学医学部付属病院 腎臓・内分泌内科)
酒井 真志人(日本医科大学)
七田 崇(東京科学大学)
佐田 亜衣子(九州大学生体防御医学研究所)
田中 真司(東京大学医学部付属病院 腎臓・内分泌内科)
酒井 真志人(日本医科大学)
組織傷害後の再生・修復は、組織が恒常性を取り戻し、機能を回復するために必須である。組織修復がうまくいかないと炎症が遷延し、加齢関連疾患をはじめとした様々な病態の形成につながる。傷害後の炎症のプロセスは比較的共通しているのに対し、組織修復の過程は臓器や組織の再生・修復能を反映し、臓器毎に異なるプロセスである。また、その過程は複数の細胞種が関与し、その複雑な相互作用によって進行するプロセスであることも明らかになってきた。本シンポジウムでは、組織修復と恒常性を司る細胞間相互作用とそのメカニズムについて、最先端の研究成果を紹介し、議論を深めたい。
13:神経科学
日時:未定 会場:未定
バイオイメージングにより明かされる睡眠覚醒・脳生理を司る生化学シグナリング
オーガナイザー
土居 雅夫(京都大学大学院薬学研究科)
櫻井 武(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)
櫻井 武(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)
櫻井 武(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)
大出 晃士(東京大学大学院医学系研究科 システムズ薬理)
南本 敬史(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)
寺井 健太(徳島大学大学院医歯薬学研究部)
土居 雅夫(京都大学大学院薬学研究科)
大出 晃士(東京大学大学院医学系研究科 システムズ薬理)
南本 敬史(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)
寺井 健太(徳島大学大学院医歯薬学研究部)
土居 雅夫(京都大学大学院薬学研究科)
生化学は、試験管内の生化学的パラメーターが生きた細胞・生体で起こる生理現象を説明するとき、その巨大な威力が目撃される。生体内で起こる生化学シグナルのイメージングは、その目撃をさらに促進させる重要な基盤技術であり、様々な発見の支えとなっている。本シンポジウムでは、睡眠・脳生理を司る生化学的シグナルへのアプローチとして、FRETプローブによるキナーゼやGタンパク質の活性変動イメージング、GRABセンサーと呼ばれる改変型GPCRによる神経修飾イメージングや、膜電位指示タンパク質による膜電位伝播イメージング、磁気共鳴画像(MRI)法などの非侵襲的イメージングを取り入れた最新の研究を紹介させて頂きたい。
13:神経科学
日時:未定 会場:未定
認知症研究の最先端
オーガナイザー
富田 泰輔(東京大学大学院薬学系研究科)
齊藤 貴志(名古屋市立大学脳神経科学研究所)
齊藤 貴志(名古屋市立大学脳神経科学研究所)
共催
JSTムーンショット(山中)AMEDムーンショット(樋口、林)AMED脳統合プログラム(齊藤)AMED認知症研究開発事業(堀)
林 悠(東京大学大学院理学系研究科)
山中 宏二(名古屋大学環境医学研究所)
樋口 真人(量子科学技術研究開発機構)
堀 由起子(東京大学大学院薬学系研究科)
齊藤 貴志(名古屋市立大学脳神経科学研究所)
山中 宏二(名古屋大学環境医学研究所)
樋口 真人(量子科学技術研究開発機構)
堀 由起子(東京大学大学院薬学系研究科)
齊藤 貴志(名古屋市立大学脳神経科学研究所)
認知症の背景疾患として最も多いアルツハイマー病(Alzheimer disease, AD)については、アミロイドβ(Aβ)およびタウの凝集・蓄積が重要な病的メカニズムとして認識されるようになった。そして近年、抗Aβ抗体医薬がAD治療薬として承認され、まさに認知症研究は新時代を迎えたと言える。一方、抗Aβ抗体医薬の薬効については限定的な側面も明らかとなり、認知症を予防・治療するための新しいアプローチの開発が求められている。本シンポジウムにおいてはADを含めた認知症に対して、新たな発症メカニズムの解明や、革新的診断・予防・治療技術の開発を進めている研究者にご発表いただき、認知症研究の今後の新展開について議論していただく。
14:免疫・感染症
日時:未定 会場:未定
マイクロバイオーム-宿主との相互作用と疾患-
オーガナイザー
木村 郁夫(京都大学大学院生命科学研究科)木村 郁夫(京都大学大学院生命科学研究科)
大野 博司(理化学研究所生命医科学研究センター)
香山 尚子(大阪大学高等共創研究院)
植松 智(大阪公立大学大学院医学研究科)
大野 博司(理化学研究所生命医科学研究センター)
香山 尚子(大阪大学高等共創研究院)
植松 智(大阪公立大学大学院医学研究科)
腸内には、数にして10兆個を超え、種類にして1,000種を超える細菌が共生している。この共生細菌(マイクロバイオーム)が我々宿主に作用し、健康維持にきわめて重要な役割を担っていることが明らかになってきている。特定の共生細菌が、上皮細胞や粘膜固有層に存在する免疫細胞、遠く離れた他の組織の機能を制御することが明らかになってきている。そして、その作用機構として、特定の共生細菌の遺伝子の機能あるいは共生細菌の作り出す代謝物の重要性も明らかになってきている。さらには、共生する細菌のバランスが異常になることが、様々な疾患の発症や病態と深く関わることが明らかになってきた。本シンポジウムでは、マイクロバイオームの宿主との相互作用、そのバランス破綻による疾患との関与について最新の知見をもとに議論したい。
14:免疫・感染症
日時:未定 会場:未定
免疫代謝制御とがん免疫治療法
オーガナイザー
茶本 健司(京都大学)
Sidonia Fagarasan(理化学研究所統合生命医科学研究センター)
Sidonia Fagarasan(理化学研究所統合生命医科学研究センター)
Sidonia Fagarasan(理化学研究所)
茶本 健司(京都大学)
冨樫 庸介(岡山大学)
遠藤 裕介(かずさDNA研究所)
Di Yu(The University of Queensland)
茶本 健司(京都大学)
冨樫 庸介(岡山大学)
遠藤 裕介(かずさDNA研究所)
Di Yu(The University of Queensland)
代謝と代謝産物がT細胞をはじめとする免疫細胞の機能にどのような影響をあたえるのか不明点は多く残されています。本シンポジウムでは、5人の研究者からこれらに関する最新の研究成果を発表していただきます。特に、脂肪酸代謝やミトコンドリア代謝が免疫反応や腫瘍免疫における役割、酸化ストレスやフェロトーシスががん治療やがん免疫治療の効果に与える影響について議論します。エネルギー代謝は様々な代謝経路から構成され、連携することで恒常性を保ちます。この恒常性の破綻が様々な疾患を引き起こす原因となります。エネルギー代謝を制御することで、腫瘍免疫をはじめとした免疫疾患を治療できる可能性があります。ここでは、これらの新規知見を活用し、新しい治療アプローチの可能性を議論します。
14:免疫・感染症
日時:未定 会場:未定
炎症制御研究の最前線
オーガナイザー
竹内 理(京都大学大学院医学研究科)
山崎 晶(大阪大学微生物病研究所)
山崎 晶(大阪大学微生物病研究所)
15:先端医療イノベーション
日時:未定 会場:未定
多様化する創薬ケミカルバイオロジーの最前線
オーガナイザー
田村 朋則(京都大学)
後藤 佑樹(京都大学)
後藤 佑樹(京都大学)
勝田 陽介(熊本大学大学院先端科学研究部)
浅井 禎吾(東北大学大学院薬学研究科)
秋葉 宏樹(京都大学大学院薬学研究科)
小嶋 良輔(東京大学 大学院医学系研究科)
薬師寺 文華(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
浅井 禎吾(東北大学大学院薬学研究科)
秋葉 宏樹(京都大学大学院薬学研究科)
小嶋 良輔(東京大学 大学院医学系研究科)
薬師寺 文華(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
15:先端医療イノベーション
日時:未定 会場:未定
抗体工学による創薬への挑戦
オーガナイザー
伊東 祐二(鹿児島大学)
二木 史朗(京都大学)
二木 史朗(京都大学)
前仲 勝実(北海道大学)
古賀 光(中外製薬株式会社)
梅津 光央(東北大学)
川口 祥正(京都大学)
伊東 祐二(鹿児島大学)
古賀 光(中外製薬株式会社)
梅津 光央(東北大学)
川口 祥正(京都大学)
伊東 祐二(鹿児島大学)
抗体医薬品は、ガンや自己免疫疾患を中心とした疾患に対する治療薬としてその地位を確立したが、今もなお、治療困難な疾患に対する治療法を確立するため、様々な開発が続いている。その中でも、抗体工学による新たな創薬へのアプローチを中心に本シンポジウムを企画・立案した。具体的には、1)構造解析に基づく抗体設計、2)新たな技術による2重特異性抗体のデザインと生産、3)AIを使った抗体デザイン、4)抗体の細胞内移入技術、5)抗体コンジュゲート技術による高機能化医薬品という内容について発表いただくとともに、これらのアプローチによる新たな創薬の可能性について、将来展望を含めて議論をしたい。
16:植物
日時:未定 会場:未定
微生物と植物に学ぶエピゲノム制御
オーガナイザー
河内 孝之(京都大学 生命科学研究科)
池田 陽子(岡山大学 資源植物科学研究所)
池田 陽子(岡山大学 資源植物科学研究所)
Borg Michael (マックスプランク研究所)
片岡 研介(基礎生物学研究所)
久永 哲也(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科)
大谷 美沙都(東京大学 大学院新領域創成科学研究科)
池田 陽子(岡山大学 資源植物科学研究所)
片岡 研介(基礎生物学研究所)
久永 哲也(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科)
大谷 美沙都(東京大学 大学院新領域創成科学研究科)
池田 陽子(岡山大学 資源植物科学研究所)
水中で誕生した生物は陸上へと進出する過程で、エピゲノム制御機構をうまく利用しながら、遺伝子発現の多様性を担保することで、生殖、形態形成等のプログラムを巧みに調節し、さまざまな生存戦略を取りつつ成長と発生を最適化してきた。本シンポジウムでは、藻類やテトラヒメナ等の水中の生物から、ゼニゴケ、シロイヌナズナ、オオムギ等の陸上植物にわたる様々な生物種を題材に、生殖や幹細胞維持、形態形成の調節などに関わる個々のユニークなエピゲノム制御の最新の知見を紹介する。これらの知見を、一般によく知られている動物の系と比較しながら進化の道筋に沿って概観することで、水中から陸上へ適応する進化の過程でエピゲノム制御システムがどのように変化してきたか、その影響と重要性について議論したい。
17:科学コミュニケーション・教育・倫理・政策
日時:未定 会場:未定
オープンサイエンス時代を生き抜く研究者とは?
オーガナイザー
田中 智之(京都薬科大学)
木村 洋子(静岡大学)
木村 洋子(静岡大学)
林 和弘(文部科学省)
Leslie McIntosh(Digital Science)
須谷 尚史(東京大学)
Leslie McIntosh(Digital Science)
須谷 尚史(東京大学)
AIは今後の研究活動において必須のツールですが、一方でAIによるFake Scienceの拡大により研究の信頼性が損なわれることが懸念されています。近年、「責任ある研究・イノベーション」という文脈で、研究者の社会に対する責務が注目されています。この流れの一環として、「オープンサイエンス」という研究活動の実践が推奨されています。透明性の高いプロセスを経て、信頼できる研究を送り出すという研究活動の原点に回帰することは、AIとの適切な関係性を築く上でも重要です。本シンポジウムではオープンサイエンスの現状、今後の展望を取り上げ、フロアの皆様とともにこれからの研究者のあり方を探ります。
大会に関するお問い合わせ
第98回日本生化学会大会事務局
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-4-4
一ツ橋ビル別館4F
株式会社エー・イー企画内
TEL:03-3230-2744 FAX:03-3230-2479
E-mail:jbs2025@aeplan.co.jp
入会・異動など会員に関するお問い合わせ
公益社団法人 日本生化学会事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル3階
TEL:03-3815-1913 FAX:03-3815-1934
E-mail:jbs-ho@jbsoc.or.jp
URL:https://www.jbsoc.or.jp/
Copyright © The 98th Annual Meeting of the Japanese Biochemical Society, All rights reserved.