プログラム

基礎講座

大会前日 6月10日(月)13:00-14:40
【講演言語:日本語】

蛋白質基礎講座:蛋白質の分光学のための構造的基礎と蛋白質の分光学の基礎

オーガナイザー:養王田 正文(東京農工大学)内山 進(大阪大学)
木寺 詔紀(横浜市立大学)
尾崎 幸洋(関西学院大学)
日本蛋白質科学会が発足した2000年頃から蛋白質を医薬品として用いるバイオ医薬品が徐々に増加し、現在では売上げの上位の大部分はバイオ医薬品となっている。そうした中で蛋白質医薬品の創薬や製造における分光学の重要性と必要性が認識されており、赤外、ラマン、円二色性といった分光学的手法について、継続して装置や手法開発が進められている。そこで今回の基礎講座では、蛋白質の分光学を理解するための構造的基礎および蛋白質分光学の基礎について学問的第一人者より講演頂く。なお、基礎講座に引き続き行われる蛋白質工学研究会ワークショップでは分光学の利用をテーマとして開催予定である。

シンポジウム

6月11日(火)9:15-11:45
講演言語:英語

パンデミックの課題解決を目指す蛋白質科学の潮流

オーガナイザー:前仲 勝実(北海道大学)

Erica Saphire(La Jolla Institute for Immunology)
高橋 宜聖(国立感染症研究所)
Yuqi(Gary) Zhang(Schrodinger)
福原 秀雄(北海道大学)
上原 彰太(塩野義製薬)

新型コロナウイルスSARS-CoV-2が引き起こしたパンデミックCOVID-19は世界に多大な被害を及ぼした。これに立ち向かうワクチンや中和抗体の開発が精力的に行われたが、これの基盤はSARS-CoV-2の蛋白質科学研究であると言える。 本シンポジウムでは、中和抗体の構造解析、免疫学的解析、メインプロテアーゼを標的とした治療薬の開

若手奨励賞シンポジウム

6月12日(水)9:15-11:30
【講演言語:英語】
座長:南後 恵理子 (東北大学)、池口 満徳(横浜市立大学)

ワークショップ

年会初日 6月11日(火)

WS1 16:00-18:30
【講演言語:日本語】

多面的視点から捉える蛋白質の世界

共催:学術変革領域研究 A「マルチファセット・プロテインズ:拡大し変容するタンパク 質の世界」
オーガナイザー:田口 英樹(東京工業大学)、田中 良和(東北大学)

田口英樹(東京工業大学)
松本雅記(新潟大学)
小池亮太郎(名古屋大学)
新井宗仁(東京大学)
小野鈴花(京都産業大学)
山崎智弘(大阪大学)
田中良和(東北大学)

近年の発見や技術革新により、「リボソームがmRNAの開始コドンから終止コドンまでを翻訳し、完成したポリペプチド鎖がフォールディングして機能する」という従来の蛋白質像が大きく変革しつつある。本ワークショップでは、これまでの常識にとらわれない視点での蛋白質科学を進めている方々に多面的な蛋白質科学の最先端を紹介してもらい、今後の細胞内での蛋白質の世界に思いを馳せたい。
WS2 16:00-18:30
【講演言語:日本語】

無細胞タンパク質合成系を用いた超越分子システムの創生

共催:学術変革領域研究 A「生物を陵駕する無細胞分子システムのボトムアップ構築学」
オーガナイザー:西山 賢一(岩手大学) 松浦 友亮(東京工業大学)

西山 賢一(岩手大学)
松浦 友亮(東京工業大学)
藤田 祥子(東京農工大学)
林 剛介(名古屋大学)
加藤 晃代(名古屋大学)
戸澤 譲(埼玉大学)

無細胞タンパク質合成系(cell-free protein synthesis (CFPS))は、試験管内でタンパク質を合成できるシステムである。CFPSは、オープンシステムであるため、生細胞では困難・不可能な反応を実現できる。本セッションでは、CFPSを用いた最新の研究成果を紹介する。スクリーニング、進化分子工学、タンパク質の機能解析、翻訳機構の解明など幅広い話題について講演いただく。
WS3 16:00-18:30
【講演言語:日本語】

ペプチド設計の現在と未来

オーガナイザー:大上 雅史(東京工業大学) 杉田 昌岳(東京工業大学)

杉田 昌岳(東京工業大学)
新津 藍(理化学研究所)
村上 優貴(横浜市立大学 )
季高 駿士(東京大学)
小林 直也(奈良先端科学技術大学院大学)
大上 雅史(東京工業大学)

AlphaFoldやProteinMPNN、RFdifussionなどのAI技術によって、タンパク質配列や構造を自在に予測できる時代となった。計算機の発展による計算能力の向上は、大規模かつ精細なシミュレーションも可能にし、タンパク質の機能解明への応用も進んでいる。これはペプチドも例外ではない。特に創薬などへの応用の観点からは、AlphaFoldなどでは通常扱えない非標準アミノ酸や環状型のペプチドも重要である。本ワークショップでは、さまざまなペプチド設計研究を推進する気鋭の若手研究者が集い、現状と課題を整理しながら将来のペプチド設計の展開について議論する場を提供する。
WS4 16:00-18:30
【講演言語:英語】

蛋白質の真の姿を求めて - 構造・物性・機能をつなぐための課題と挑戦 -

オーガナイザー:児嶋 長次郎(横浜国立大学) 竹内 恒(東京大学)
池口 満徳(横浜市立大学)
加藤 貴之(大阪大学)
神谷 真子(東京工業大学)
神田 大輔(九州大学)
竹内 恒(東京大学)
津本 浩平(東京大学)
近年の蛋白質構造研究の進展は凄まじく、PDBに登録されている構造情報が20万件を超え、AIがアミノ酸配列から立体構造を高精度に予測し、アミロイドなどの蛋白質凝集体ですら構造決定が可能となった。しかし、蛋白質には動的な側面があり、蛋白質の物性や機能を静的な構造から解明することには限界がある。そこで本ワークショップでは、ポスト構造研究、特に構造・物性・機能をつなぐ挑戦的な研究成果を共有することで、蛋白質の真の姿を知るための課題を明確化する。
WS5 16:00-18:30
【講演言語:日本語】

人工抗体の多彩な構造デザイン

オーガナイザー:中西 猛(大阪公立大学) 真壁 幸樹(山形大学)
真壁 幸樹(山形大学)
河原 正浩(医薬基盤・健康・栄養研究所)
浅野 竜太郎(東京農工大学)
佐藤 恭平(東北大学)
中山 真(協和キリン株式会社)
高木 淳一(大阪大学蛋白質研究所)
中西 猛(大阪公立大学)
抗体分子を対象とした蛋白質工学は、今や抗体工学とも呼ばれ、ヒト型化抗体の実現などは抗体医薬品の基盤技術ともなっている。この分野はさらに多様に発展し、天然の抗体構造を大きく改変した多彩な構造デザインにより、新たな機能を有する抗体医薬品の創出やバイオセンサーへの展開もみせている。本ワークショップでは百花繚乱ともいえる多様な人工改変抗体の「形」に着目し、最先端の研究者の講演から本分野の到達点と展望を俯瞰する。

年会2日目 6月12日(水)

WS6 16:00-18:30
【講演言語:日本語】

クロススケール新生物学の最前線

共催:学術変革領域研究 A 「クロススケール新生物学」
オーガナイザー:吉川 雅英(東京大学) 西田 紀貴(千葉大学)
佐々木 諒平(東京大学)
渡邉 一樹(千葉大学)
藤井 唱平(東北大学)
玉井 真悟(理化学研究所)
今崎 剛(神戸大学)
千葉 杏子(東北大学)
長尾 崇弘(東京大学)
西出 梧朗(金沢大学)
学術変革領域(A)「クロススケール新生物学」では、タンパク質の原子・分子レベルの構造からオルガネラ・細胞レベルの時空間的動態までをクロススケールで観測する様々な計測技術を開発・応用することにより、細胞内で起こる様々な生命現象の解明を目指している。本ワークショップでは、クロススケール計測研究の最前線で切磋琢磨する8名の若手研究者に最新の研究成果を発表していただく。
WS7 16:00-18:30
【講演言語:英語】

PS/APPA連携ワークショップ

オーガナイザー:中川 敦史(大阪大学) 前仲 勝実(北海道大学)

Elizabeth Meiering(Univ. of Waterloo)
Yun-Ru (Ruby) Chen(Academia Sinica)
Kwang Yeon Hwang(Korea Univ.)
Sun Choi(Ewha Womans Univ.)
Yonggui Gao(Nanyang Technological Univ.)

本ワークショップは、日本蛋白質科学会によって、Protein SocietyとAsian Pacific Associationとの連携を促進するために開催されます。 Protein SocietyのPresident、APPAの議長、韓国の日本蛋白質科学会の現職および前職の会長が招待されています。
WS8 16:00-18:30
【講演言語:英語】

動的溶液環境によるタンパク質の自己凝縮メカニズムの探究:新たな視点と未来への展望

共催:学術変革領域研究 B 動的溶液環境の視点から切り拓くタンパク質の自己凝縮過程の統合的理解
オーガナイザー:関山 直孝(京都大学) 菅瀬 謙治(京都大学)
関山 直孝(京都大学)
菅瀬 謙治(京都大学)
中村 秀樹(京都大学)
吉田 紀生(名古屋大学)
古川 亜矢子(京都大学)
John E. Straub(Boston University)
天然変性タンパク質は、液-液相分離やアミロイド線維化といった自己凝縮を介して様々な細胞機能を制御している。この一連の自己凝縮過程は、物理的および化学的な溶液環境に応答して、タンパク質分子のコンフォメーションや分子内・分子間相互作用が変化することで生じる巨視的な現象である。本ワークショップでは、溶液環境変化による天然変性タンパク質の自己凝縮における最新の研究成果と、今後の展開について議論する。
WS9 16:00-18:30
【講演言語:英語】

蛋白質の付加価値を最大化する次世代型抗体医薬品の開発・品質評価における分析技術の最新動向

オーガナイザー:石井 明子(国立医薬品食品衛生研究所) 津本 浩平(東京大学)
石井 明子(国立医薬品食品衛生研究所)
橋井 則貴(国立医薬品食品衛生研究所)
長門石 曉(東京大学)
加藤 晃一(自然科学研究機構 生命創成探究センター)
木吉 真人(国立医薬品食品衛生研究所)
内山 進(大阪大学)
津本 浩平(東京大学)
近年、高機能化された次世代型抗体医薬品の開発が進み、アンメットメディカルニーズの充足に大きく貢献している。本ワークショップでは、AMED次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業における「次世代抗体医薬品の実用化に向けた品質評価及び管理手法に関する技術的研究」の成果を中心に、次世代型抗体医薬品の開発と品質確保において重要となる蛋白質の分析技術に焦点をあてた最新動向を紹介し、本邦での創薬推進における蛋白質科学の貢献について議論したい。
WS10 16:00-18:30
【講演言語:日本語】

タンパク質研究のためのマルチオミックス情報活用

オーガナイザー:木下 賢吾(東北大学) 由良 敬(お茶の水女子大学)
鎌谷 洋一郎(東京大学)
城田 松之(東北大学)
山野邊 進(日本医療研究開発機構)
鈴木 穣(東京大学)
小柴 生造(東北大学)
松永 浩子(早稲田大学)

蛋白質研究の分野では、オミックスデータの利用可能性が急速に拡大している。しかし、異なる分野での文化やデータの取扱の違いもあり、その潜在能力はまだ十分に活用されていないのが現状である。本セッションでは、ゲノムデータをはじめとする豊富なリソースを効果的に活用し、蛋白質研究を加速するためのマルチオミックス解析への道を切り拓くための異分野間の融合と協力を推進することを目指す。

年会3日目 6月13日(木)

WS11 8:30-11:00
【講演言語:英語】

日本蛋白質科学会―日本生物工学会バイオ計測サイエンス研究部会―日本プロテオーム学会、共同ワークショップ

オーガナイザー:内山 進(大阪大学)、馬場 健史(九州大学)、石濱 泰(京都大学)

増田 豪(慶應義塾大学)
石濱 泰(京都大学)
松田 史生(大阪大学情報科学研究科バイオ情報工学専攻)
青木 航(大阪大学)
木下 賢吾(東北大学)

近年の計測技術の発展に伴いマルチオミクス研究が盛んに行われていている。そこで、本ワークショップでは、生体内での機能を中心的に担っている蛋白質を機軸に、mRNAから発現する蛋白質の網羅的研究(プロテオミクス)、蛋白質機能により構造変換される代謝物の網羅的研究(メタボロミクス)、そして、複数種類の蛋白質が織りなす構造と機能に関する解析、について、関連する3つの学会の研究者が近年の状況と最新研究成果を紹介し、さらに、今後の展望について議論する。蛋白質科学の今後の一層の拡がりへとつながる機会としたい。

WS12 8:30-11:00
【講演言語:日本語】

相分離遅延を可視化する先端技術

オーガナイザー:齋尾 智英(徳島大学) 奥村 正樹(東北大学)

村岡 貴博(東京農工大学)
下林 俊典(京都大学)
森 英一朗(奈良県立医科大学)
奥村 正樹(東北大学)
矢木 真穂(名古屋市立大学)
中林 孝和(東北大学)
Lee Young-Ho(Korea Basic Science Institute)
上地 浩之(東北大学 )

近年一過的に形成される非膜オルガネラの研究が加速し、反応場としての液-液相分離 (LLPS) の機能やメカニズムに注目が集まっている。しかし、そのliquid-likeな物性ゆえ従来の手法だけでは測定し難く、技術開発や最新技術の適用が求められる。特に液滴内部や標的分子取込の情報や液滴表面情報、タイムラプスによる液滴の形成・崩壊・異常などはその最たる例だろう。そこで本ワークショップでは、最新の技術例を紹介し、生物学的相分離の多元的理解について議論する。
WS13 8:30-11:00
【講演言語:日本語】

異分野融合が切り拓くタンパク質工学フロンティア

共催:学術変革領域研究 B「高次機能性タンパク質集合体の設計法『SPEED』の確立」
オーガナイザー:寺坂 尚紘(東京工業大学) 鈴木 雄太(JSTさきがけ)
大洞 光司(大阪大学)
森 貴裕(東京大学)
那須 雄介(東京大学)
木幡 愛(東京工業大学)
本田 信吾(University of Washington)
寺坂 尚紘(東京工業大学)
遺伝子工学の発展によってタンパク質の配列を改変し、有益なマテリアルを創出するタンパク質工学が隆盛した。近年のタンパク質工学はケミカルバイオロジー・無機化学・構造生物学・計算機科学など様々な研究分野と融合することで、自然界の分子を超えるような機能性分子が次々に創出されている。本ワークショップではタンパク質を改変・操作・創出する最先端の研究について報告し、タンパク質工学の展望について議論する。
WS14 8:30-11:00
【講演言語:日本語】

バイオインフォマティクスと農芸化学の出会うところ
(AMED-BINDS共催 日本蛋白質科学会-日本農芸化学会 連携ワークショップ)

共催:AMED-BINDS
オーガナイザー:伏信 進矢(東京大学) 関嶋 政和(東京工業大学)
関嶋 政和(東京工業大学)
山形 敦史(理化学研究所)
柳澤 渓甫(東京工業大学 )
村瀬 浩司(東京大学)
澄田 智美(海洋研究開発機構 生命理工学センター)
タンパク質の構造やダイナミクスの研究は医学・創薬に寄与するだけでなく地球環境を形成する植物や微生物が生存するための鍵となる相互作用も解き明かす。本WSでは日本農芸化学会と連携して、タンパク質研究の支援事業を行っているAMED-BINDSの共催のもと、バイオインフォマティクスと構造生物学の融合的研究について若手の演者を中心に発表していただく。
WS15 15:40-18:10
【講演言語:日本語】

蛋白質科学とAIのクロスオーバー

オーガナイザー:西 羽美(東北大学) 富井 健太郎(産業技術総合研究所)
西 羽美(東北大学)
富井 健太郎(産業技術総合研究所)
千見寺 浄慈(名古屋大学)
森脇 由隆(東京大学大)
木原 大亮(パーデュ大学)
石谷 隆一郎(東京医科歯科大学)
AlphaFold2やRFDiffusionといった先進的なAIが次々と発表、公開され、それらAIの出力である予測構造モデルや生成構造モデルなどを利用した解析や手法がより身近となり、構造生物学や蛋白質科学のあり方の一部も変容させるほど影響を及ぼしつつある。そこで本ワークショップでは、こうした潮流に挑む国内外の研究者による模索と探求の例を紹介するとともに、蛋白質科学におけるAIの有効性や適用限界、そして今後解決されうる課題などについて議論する。
WS16 15:40-18:10
【講演言語:英語】

タンパク質機能を拡張する分子デザイン -課題と展望-

共催:学術変革領域研究A 「タンパク質機能のポテンシャルを解放する生成的デザイン学」
オーガナイザー:林 重彦(京都大学) 南後 恵理子(東北大学)

Robert E. Campbell (東京大学)
Florence Tama  (名古屋大学)
西澤 知宏 (横浜市立大学)
井上 圭一(東京大学)
古賀 信康(大阪大学)

AlphaFold2によってアミノ酸配列からタンパク質の「構造」予測が飛躍的に進歩したいま、蛋白質科学の次のステージは、タンパク質の動的構造をベースに、タンパク質「機能」の自在な転換や創生を可能にすることである。本ワークショップでは、構造変化の理論予測、動的な構造解析、指向性進化やデノボデザインなどの分子開発の専門家や、新機能タンパク質が拓く応用分野の研究者を招き、タンパク質機能デザインの方法や展望を議論する。
WS17 15:40-18:10
【講演言語:英語】

構造と機能から解き明かす細胞内蛋白質輸送の最前線

オーガナイザー:塩田 拓也(宮崎大学) 荒磯 裕平(金沢大学)
Li Long(Peking University)
中井 正人(大阪大学蛋白質研究所)
宮本 洋一(医薬基盤・健康・栄養研究所)
宮崎 亮次(奈良先端科学時術大学院大学)
Edward Germany(宮崎大学)
小林 菜々子(金沢大学)
細胞内におけるタンパク質の輸送は、生命に必須のプロセスである。Blobelのシグナル仮説以降、さまざまな因子が同定され、その理解が進められてきた。近年の技術革新により、構造レベルでは、これまで予測されてきた分子機構が実際に活写され、機能レベルでは、予測を超えた分子機構が解明されている。本セッションでは、本分野を牽引する国内外の研究者と若手研究者による発表でタンパク質輸送の新しい概念を議論したい。
WS18 15:40-18:10
【講演言語:日本語】

NMR分光法によるタンパク質科学の最近の展開

オーガナイザー:相沢 智康(北海道大学) 川村 出(横浜国立大学)
三島 正規(東京薬科大学)
野村 薫(サントリー生命科学財団)
斎尾 智英(徳島大学)
茶谷 絵理(神戸大学)
相沢 智康(北海道大学)
川村 出(横浜国立大学)
核磁気共鳴(NMR)分光法は原子分解能でタンパク質の動的な構造を調べることが可能である。細胞内夾雑環境に存在するタンパク質、膜タンパク質、アミロイド線維などをターゲットとした様々なNMR技術が開発されている。本ワークショップでは、主にNMR法を駆使してタンパク質・ペプチドの構造解析に取り組んでいるNMR研究者を招待し、最新のタンパク質溶液および固体NMR研究を紹介するとともに、今後の展望を議論する。
WS19 15:40-18:10
【講演言語:日本語】

モデル生物大腸菌における翻訳制御研究の最前線

オーガナイザー:丹澤 豪人(大阪大学蛋白質研究所) 丹羽 達也(東京工業大学)

金森 崇(ジーンフロンティア(株))
三輪 つくみ(東京工業大学)
南 篤(東京大学)
吉田 秀司(大阪医科薬科大学)

リボソームによる翻訳は、多段階の品質管理機構により構成され、これらは複雑ながらも洗練されている。近年の解析手法の進歩、さらには無細胞翻訳系などを含めた実験系の拡張・普及によって、リボソームにシス・トランスに作用する翻訳制御因子のダイナミクスが明らかになりつつある。本ワークショップでは、蛋白質発現系として長年利用されてきた、大腸菌における翻訳制御研究の最前線を紹介していただき、議論したい。

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